毎週日曜日 午後2:30~3:00
日曜午後の昼下がり。
過ぎ行く休日を想う一握りの切なさと、 週明けへ向けてのささやかなファイトをこころに描くひと時。
そんな大切なあなたの時間に、二人のトークとメロディーが寄り添います。
そう。香り高い‘時間’の紅茶に、素敵な音楽とトークの‘甘いミルク’を注ぐように。
金子みすゞの世界を歌うシンガーソングライターちひろさんと、瀬川嘉アナウンサーが 気ままに、やさしく、あなたの心に語りかけるブレイクタイムです。
12月3日にお届けした詩は「おとむらいの日」でした
金子みすゞの詩、世界15ヶ国語に
2023年10月27日
みすゞさんの詩に曲をつけ歌う活動も、今年の12月21日で20年を迎えるちひろです。20年前、偶然自分の誕生日にみすゞさんの詩をお客様の前で初披露するご縁に導かれました。
最近、世界に広がるみすゞさんの勢いが凄いです(^^)/
つい先日、13ヶ国語に訳されたと思いきや、14,15とポンポンと広がって、英語やフランス語、イタリア語、スペイン語、中国語・・・15ヶ国語というと世界地図で母国語エリアを埋めていったらかなりの面積になりそうですね。
私は金子みすゞ生誕100年の年にみすゞさんの詩に出会って、ずっと探して求めていたものに出会えた喜びでいっぱいになりました。自分の大切にしていた「相手の立場に立って考える」ということ。そのメッセージがみすゞさんの512編の詩に溢れていて、「あぁ、これだ!この詩に曲をつけて歌いたい!」と、一気に8編の詩に曲をつけました。
それから20年。
みすゞさんの詩は世界中に羽ばたき、私自身のコンサート会場でも、それに比例して皆さんの反響が年々大きくなるのを感じます。
今年は金子みすゞ生誕120年という節目なので、みすゞさんの故郷・長門市や詩の創作をした地・下関市でのご縁も多く、改めてその地元の皆さんがいかにみすゞさんを大切にしているかを強く実感しています。
これからも益々、長門市のみすゞさん、下関市のみすゞさんから、山口県のみすゞさん、そして日本のみすゞさん、世界のみすゞさんへと大きく大きく、みんなで発信していけたら嬉しいです。
世界が混乱しそうな時こそ、今こそ、金子みすゞさんの心です。
「みんなちがって、みんないい。」
みんなの違い、出来ることを出し合って助け合って、みんなが幸せになれる一つの目標に向かって一緒に歩んでいく。それが「みんなちがって、みんないい。」の心。決してバラバラに生きていい、と言っているのではない。
そのメッセージをこれからも強くつよく発信していきたいです。リスナーの皆様、これからも一緒に、分かち合っていきましょう!