ちひろDEブレイク

みすゞ心のメッセージ

6月9日にお届けした詩は「夕立征伐」でした

 子どもが砂で箱庭を作って遊んでいる時に、夕立が降ってしまって、その夕立を征伐しに行くぞという、なんとも可愛らしい詩です。子ども心満載なみすゞさんの詩の数々に、私たちはふと昔懐かしい、忘れかけていた心を、眼差しを思い出します。それが、みすゞさんの詩の魔法です。(ちひろ)

6月2日にお届けした詩は「 帆 」でした

 実は「帆」というタイトルの詩は2編あります。そのうちのひとつ。
 最後に「輝きながら」という言葉が出て来ます。みすゞさんと同じ長門市仙崎出身の作詞家・大津あきらの代表作、徳永英明が歌っている「輝きながら」という歌。みすゞさんが故郷仙崎の海を見つめ思うこと、大津あきらも同じ海を見つめていた。時代は違えど、そこに重なる故郷への想いや人生観、とても共通しているように思えます。素敵な輝きがいつまでも余韻として残る詩です。(ちひろ)

5月26日にお届けした詩は「 ばあやのお話 」でした

 おばあさんが前に話したお話をしてくるので「それはもう聞いたよ」と言ってしまう詩のお話。これは家族の中のあるあるかもしれませんね。何気なく言ってしまった「もう聞いたよ」という言葉が、相手にとってとても寂しいものになる。自分が何気なく言った言葉によって、相手がどう感じるのかを、いつも考える癖がついていたら、もっともっと優しくなれるのかもしれません。(ちひろ)

5月19日にお届けした詩は「薔薇の根」でした

 最初の年に咲いた薔薇の花の感激を、次の年も次の年も求めてしまう私たち。何でも最初の感動というものは特別なものですが、この薔薇の根の詩は、年々咲く花の数が増えるにもかかわらず、「なぜ最初のは咲かぬ」と問いかける。私たち人間が欲深く、変わらないということに飽きてくる人間性に問いかけるものですね。なかなか深い詩のひとつです。(ちひろ)

5月12日にお届けした詩は「 雲のこども 」でした

 空の雲の大小を、大人の雲と子どもの雲として見つめているみすゞさん。小さな子どもの雲は大人の雲に付いて行くのに一所懸命です。空を見つめる時は、何かしら自分の思いも重なるもの。みすゞさんは、どんな思いで見つめていたのでしょうか。小さな存在、見えない存在にまで眼差しを向けるみすゞさんならではの、とても優しい心が空に滲みます。(ちひろ)

5月5日にお届けした詩は「 お菓子 」でした

 兄弟がいると、お菓子を分け合うことは一つの社会勉強のようでもあります。喧嘩する種になることもありますね。みすゞさんは3人兄弟の真ん中で、一番下の弟は2歳の頃に養子となって離れていたので、2人兄妹として育てられましたが、仙崎の町の子どもたちのお手本のようだった2人は、果たしてこんな苦い思いをしたことはあるのでしょうか。いろいろ想像が膨らみます。(ちひろ)

4月28日にお届けした詩は「 万倍 」でした

 人間が作った美しさは、自然界の美しさには叶わない。そして空の向こう、神さまのお国と表現するみすゞさん、やっぱり空の美しさが一番心を清らかにしてくれる。みすゞさんにとって、空は、いつも大きな大きな存在であり、そしてその中に抱かれているこの世界が大好きなんだと思います。(ちひろ)

4月21日にお届けした詩は「 鯨法会 」でした

 長門市の文化のひとつ、鯨法会(鯨回向)の法要。捕鯨文化の伝統行事として今もなお毎年行われているこの法要は、金子みすゞさんの心のルーツの景色として大切に見つめられています。私もコンサートで時々歌うこの詩。涙されるお客様もおられるほど、とても切なくもあり、そして大切な命への眼差しです。(ちひろ)

4月14日にお届けした詩は「 茶碗とお箸 」でした

 子どもの頃の自分の茶碗とお箸、思い入れがありましたよね。みすゞさんは自分のお箸が緑色なので、春になっても花が咲かないお箸、と表現しているのが、とても可愛い詩です。皆さんは、どんな思い出がありますか?私は小さい頃、お箸の持ち方が悪かったので、「しつけ箸」という箸で持ち方を矯正して直した記憶があって、それが懐かしく思われました。そのおかげで、箸の持ち方には自信があります(笑)。(ちひろ)

4月7日にお届けした詩は「 明日 」でした

 人の言葉を聴いて自分の心が動かされる。言葉にはとても大きな力があります。だからこそ、自分が発する言葉も大切ですね、どこかの誰かが思いもよらないところで自分の言葉を聞いていて、それが心に響いていること、あるかもしれません。この「明日」のように、なぜか嬉しくなってきた、そんな言葉の魔法を誰もが持っているのですね。
(ちひろ)

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