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転ばぬ先の知恵

2023年09月 月間アーカイブ
認知症を正しく知ろう①
2023/09/30放送
出演者
山口県長寿社会課 地域包括ケア推進班 白石直美さん

◆今週と来週は2週に渡って、「認知症を正しく知ろう」をテーマに、誰もが関心のある身近な病気「認知症」について学んでいきたいと思います。今日は山口県長寿社会課 地域包括ケア推進班 白石直美さんにお話をお伺いします。白石さん、よろしくお願いします。
 
◇よろしくお願いします。
 
 
◆早速ですが、日本の製薬会社エーザイとアメリカのバイオジェンが共同開発した認知症の原因の一つアルツハイマー病の薬「レカネマブ」が日本でも使えるようになりそうですね。厚生労働省が9月25日に製造・販売を承認し、保険適用を経て治療が始まると聞きました。
 
◇新聞やニュースでも話題になっていますね。認知症治療の大きな第一歩とは思いますが、副作用や治療費のこと等、これからの課題もあると聞いていますので、今後の動きを注意して見ていきたいですね。
 
 
◆そうですね。今後に期待しましょう!さて「認知症」ですが、どのような病気なのか、改めて教えてください。
 
◇はい。認知症は、何らかの原因により脳の働きが低下する状態で、誰にでも発症する可能性があります。認知症になると、新しい出来事を記憶する力が弱くなり探し物が増えたり、時間の感覚が薄れることで予定に合わせて準備ができなくなったりします。意欲や関心がなくなることもあります。
 
 
◆「認知症」は誰にでも発症する可能性がある、身近な病気なんですね。ちょっとした疑問ですが、認知症って、予防することができるんですか?
 
◇はい。認知症の予防とは、認知症の発症及び進行のリスクを少なくすることです。運動や栄養改善、生活習慣病予防などの日常生活における取組が、認知機能低下の予防につながる可能性が高いと言われています。
また、認知症は徐々に進行する病気ですが、早期に発見し適切に対応することで、その後の生活を自分らしく組み立てることや生活習慣の改善、治療薬によって進行を緩やかにできる可能性があります。
 
 
◆なるほど。運動や栄養改善など日常生活における取組が認知症の予防につながり、早期発見と適切な対応が大事なんですね。県内には「認知症」の方はどれくらいいらっしゃるんですか?
 
◇はい。認知症の方の実数は出ていませんが、推計値は令和7年に、山口県で約9万人、65歳以上の5人に1人が認知症になると予測されています。
 
 
◆え~高齢者の5人に1人ですか。それだけ誰でも認知症になりうる可能性があるということなんですね。
 
◇また、認知症は、高齢者だけでなく、65歳未満で発症した場合「若年性認知症」といわれ、本県には、約400人の若年性認知症の方がいると推計されています。
 
 
◆「若年性認知症」ですか。若くても「認知症」になるということですね。

◇はい。発症の時期に、仕事でミスが重なったり、家事が億劫になったりしても、認知症が原因と思わず、受診が遅れることも多くあります。また、働き世代で発症すると、経済的な問題に繋がったり、子育てや親世代の介護と重なる等、多くの課題に直面することがあります。
 
 
◆確かに、「何かおかしい」と感じても、ストレスや忙しさのせいと考えてしまいそうですね。働き世代で発症すると影響が大きそうですね。
 
◇はい。だからこそ、「若年性認知症」について、地域の方々、職場や企業の方など多くの方に知っていただきたいのです。県では、県立こころの医療センター内の専用窓口に若年性認知症支援コーディネーターを配置し、ご本人やご家族、企業や地域の医療福祉関係者からの相談もお受けしています。ぜひ、気になることがあれば、ご相談ください。
 
 
◆「若年性認知症」は影響が大きいので、気になることがあれば、早めに相談することが大切ですね。
 
◇そうですね。お願いします。また、高齢者等の保健医療・介護等に関する身近な相談窓口として、地域包括支援センターでも相談することができます。
 
 
◆この番組でも何度か取り上げました「地域包括支援センター」ですね。高齢者に関することであれば何でもご相談いただきたいと思います。「地域包括支援センター」がどこにあるか知りたい時はどうしたらいいですか?
 
◇お住まいの地域の地域包括支援センターの情報をお知りになりたい場合は、各市町の高齢福祉担当課へお尋ねください。
 
 
◆白石さん、残念ながら時間が来てしまいました。続きは来週お願いします。
今日は「認知症は誰にでも発症する可能性がある病気であるということ、運動や栄養改善など日常生活における取組が認知症の予防につながり、早期発見が大事であるということ。そして若くても認知症になりうるので、気になることがあれば早めに相談することが大切。」ということを学びました。大変大事なことですね。白石さん、来週もよろしくお願いします。
 
◇よろしくお願いします。

健康スポレクひろばについて
2023/09/23放送
出演者
一般社団法人山口県レクリエーション協会 専務理事・事務局長 松田義政さん

◆先週は「山口県レクリエーション協会」がどういう団体なのかということをご紹介しました。今日は協会の活動のうち、健康寿命を延ばすことを目指している「健康スポレクひろば」をご紹介したいと思います。今週も一般社団法人 山口県レクリエーション協会 専務理事兼事務局長の松田義政さんにお越しいただきました。松田さん、よろしくお願いします。
 
◇よろしくお願いします。
 
 
◆今日は「健康スポレクひろば」をテーマにお話しいただけるとのことですが、「スポレク」とは「スポーツ・レクリエーション」のことですよね。
 
◇はい。公益財団法人日本レクリエーション協会では、健康スポーツ事業として全国の市町村の小学校区に「健康スポレクひろば」を設けたいと考えました。「健康スポレクひろば」は、高齢期のスポーツ未実施者(今、運動に親しんでいない方々)を掘り起こし、スポーツの楽しさと体と心への元気アップ効果を実感してもらい、スポーツの継続へとつなげます。それにより、高齢者が要介護状態にならず、自立して元気に楽しく人生を過ごすお手伝いをします。一人ひとりが元気になれば、ご本人はもとより、その家族やまわりの方たち、ひいては街全体の健康寿命の延伸に繋がります。
 
 
◆今、運動をしていないシルバー世代の方々にスポーツに親しんでもらい、それを継続してもらおうという活動が「健康スポレクひろば」なんですね。健康寿命を伸ばす目的ということで大切な試みだと思いますが、具体的にはどのような内容なのですか?
 
◇はい。「健康スポレクひろば」は、3つのステップでスポーツ未実施者をスポレクの継続活動へと誘います。
【ステップ1】「スポーツ未実施者」を掘り起こす事業
運動が苦手、スポーツには無関心という高齢者も健康には強い関心があります。そこで数分でできるカラダチェック体験を不特定の高齢者が集まる場で実施し、運動の必要性と効果を体感してもらい、次に行う講座参加へと促します。
 
 
◆まずは、カラダチェック体験で運動の必要性と効果を体験してもらうと。
 
◇【ステップ2】「スポーツ未実施者」に楽しさと効果を伝える事業
健康・元気づくり普及啓発講座を開催します。健康・元気のためになぜ、スポーツ・レクリエーションが必要かを実感的に理解してもらいます。さらに、みんなで行うスポレクの楽しさと効果を体感してもらい、次の継続的な活動へと導きます。
 
 
◆健康・元気のためにスポレクの必要性を理解してもらうことですね。
 
◇はい。そして【ステップ3】「健康スポレクひろば」の実施。
以下の3つを柱に楽しくてワクワク、ためになって元気アップ、居心地良くてほっこりできる場を提供します。
①楽しさを実感 
・運動が苦手な人でも楽しめるスポレク活動がいっぱい
・運動が苦手な人でも「自分ができる」と思えるような言葉かけ、指導 
・活動のあとは楽しくお茶のみ会やお酒の会
②運動効果を実感
・科学的根拠をもとに体の仕組みや運動の効果がわかる
・参加者が運動効果を数値で実感
③ホスピタリティを実感
・一人ひとりを大切に、個人の成果をフィードバック
・失敗してもつらくない、できなくても恥ずかしくない指導と雰囲気
・参加者と同じ目線の指導と参加者同士が違いを認め合う関係
 
 
◆そして「楽しさ」「運動効果」「ホスピタリティ」を実感してもらうのですね。
 
◇実際にある指導の様子も含めて紹介いたしましょう。日ごろコミュニケーションが少なくなってきている高齢者の皆さんにとって、「ひろばに来られるだけでいいですよ、お茶でも飲んで行ってください」と声掛けをします。しっかり名前を覚えたり、前回座っておられた場所を覚えたりして、「○○さん、前回は確かこの辺に座っておられましたよねえ」と講座が始まる少し前から、自然の流れで進めていきます。中には、2回目からの参加でしたら、「お父さんは、確か今回初めてでしたよね。はじめまして。松田と言います。お父さんお名前教えていただけますか」といった具合で、出来るだけたくさんの方たちの顔と名前が一致するようにしていっています。そうすると、「ここに来ていいんだ」「ここに来ると心地よい居場所がある」「できなくても恥ずかしくない」「できたらほめてもらえる」「楽しい!だから継続できる」「効果が見える!だから継続できる」「みんなと一緒!だから継続できる」となっていきます。
 
 
◆なるほど!少しずつ前向きになっていくんですね。「健康スポレクひろば」は、いつから始められたのですか。
 
◇この事業は平成27年度から、全国的にスタートし、今年で9年目を向かえています。山口県に於きましては、平成27年に1地区から始まり、12地区まで広がって参りました。なんとこれは全国の約25%を山口県で開催していることになるんです。初年度は、宇部市のとある自治会で始めましたが、現在は、総合型地域スポーツクラブになっています。
 
 
◆全国の25%が山口県で開催されているのですか。まさに山口県は「健康スポレクひろば」の先進地ですね。今年度の状況を教えてください。
 
◇今年度は、従来の室内での「健康スポレクひろば」を8地区、野外での活動を中心とした「健康あおぞら教室」を2地区、高齢者施設の中で実施します。「アクティブないきいきサロン」を2地区、合計12地区の開催となっています。
 
 
◆今からでも参加することは出来るのですか?
 
◇今日現在、いくつかの健康スポレクひろばは始まっていますが、只今、参加者募集中のところもあります。各10回異なった内容ですので、飽きさせることはありません。是非最寄りのひろばにご参加ください。詳しくは、山口県レクリエーション協会ホームページでご覧いただくか、電話083-934-5510へお問い合わせください。
 
 
◆繰り返します。まだ参加者募集中のところもありますので、詳しくは「山口県レクリエーション協会」のホームページをご覧いただくか、電話083-934-5510へお問い合わせください。「健康スポレクひろば」は非常に意義のある地道な活動だと思います。大変でしょうが是非、年々広げて行ってください。松田さん、先週・今週とありがとうございました。 
 
◇ありがとうございました。

山口県レクリエーション協会について
2023/09/16放送
出演者
一般社団法人山口県レクリエーション協会 専務理事・事務局長 松田義政さん

◆今週と来週は「スポーツの秋」ということで、「山口県レクリエーション協会」をご紹介したいと思います。スタジオには一般社団法人 山口県レクリエーション協会、専務理事兼事務局長でいらっしゃいます松田義政さんにお越しいただきました。松田さん、よろしくお願いします。
 
◇よろしくお願いします。
 
 
◆松田さんには約1年前に1度ご出演いただきました。松田さん、お久しぶりです。ご無沙汰しております。
 
◇お久しぶりです。
 
 
◆まずは改めて「山口県レクリエーション協会」について教えていただけますか?
 
◇はい。私ども「一般社団法人山口県レクリエーション協会」は、山口県民の余暇の充実と健康の保持・増進、スポーツ・レクリエーション活動の健全な普及・発展を目指し、昭和41年(1966年)に発足しました。今年で58年目を迎えます。現在加盟団体は40団体~加盟種目団体27団体、加盟市町協会11協会、加盟領域団体1団体、加盟企業1企業、有資格者数は750名です。
 
 
◆「山口県レクリエーション協会」は、スポーツ・レクリエーションを通じて山口県民の余暇の充実と健康の保持・増進を図ろうとする団体ということですね。どういった種目があり、どのような活動をされているのですか。
 
◇27の種目団体は、アーチェリー、インディアカ、エスキーテニス、キャンプ、クッブ、サイクリング、スキー、スポーツチャンバラ、ターゲット・バードゴルフ、綱引き、ドッジボール、ハング・パラグライディングなどです。
 
 
◆馴染みのある種目やクッブ、ターゲット・バードゴルフ、ハング・パラグライディングなど初めて聞く種目も多いですね。
 
◇そうですね。市町協会は、現在、県内13市6町のうち、11市に地域協会があります。残り2市の下松市、光市は、現在設立準備中です。6町は当面、近隣の地域協会が包括することで、県内全域にレクリエーションサービスを展開しようとしています。レクリエーション指導者は、過去、指導者協議会という団体での団体登録をしていただいておりましたが、現在は県協会に指導者会員としてご登録いただいております。
 
 
◆なるほど。シルバー世代の活動状況はいかがですか?
 
◇種目団体としましては、ウオーキング、グラウンド・ゴルフ、ゲートボール、コミュニケーション・ダンス、スクエアダンス、フォークダンス、ペタンク、民踊、レクリエーション卓球などで、活発に活動をされています。
 
 
◆いいことですね。その他、協会ではどのような活動をされていますか?
 
◇ひとつはスポーツ・レクリエーション活動の普及・推進です。「山口県スポーツ・レクリエーションフェスティバル」、「親子で元気アップ!楽しくコーディネーション運動」、「健康スポレクひろば」、「福祉レクリエーションセミナー」などを行っています。
もうひとつはレクリエーション指導員の育成です。山口県レクリエーション講習会、レクリエーション・サポーター養成、元気アップ教室(元気アップ・リーダー養成)、フォローアップ研修会などの活動を通じて指導員を育成しています。
 
 
◆基本的には種目団体や地域協会などで活動しながら、「スポーツ・レクリエーション活動の普及・推進」や「レクリエーション指導員の育成」も実施されているんですね。種目団体に入会したい場合はどうすればよいのですか? 
 
◇実は誰もが気軽に参加・体験できる、山口県最大のスポーツ・レクリエーションフェスティバル「第58回山口県スポーツ・レクリエーションフェスティバル」が来月10/21(土)・22(日)、萩市で行われます。こちらに来て参加していただくと分かりやすいと思います。
「山口県スポーツ・レクリエーションフェスティバル」は、誰もが気軽にスポーツ・レクリエーション活動に参加・体験できる県民総参加型のフェスティバルで、県民一人ひとりの生涯にわたるスポーツ・レクリエーション活動の実践意欲を喚起することを目的として行われます。毎年どこかの市町にて開催しており、今回は萩市での開催で、今準備を進めております。ちなみに、来年は光市の開催を予定しています。
今年は、10/21(土)に総合開会式・レセプションを「萩焼の宿 千春楽」で行い、翌日10/22(日)10:00~15:30は「スポレク広場」を萩市民体育館、萩市立椿西小学校で開催いたします。グラウンド・ゴルフやボッチャなどのニュースポーツ体験、ネイチャーゲームやオリエンテーリングなどのアウトドアスポーツ体験、マンカラ、ケンステップやパラバルーンなどの運動あそび体験、そして、よしもと興業のタレントさんにご指導頂く予定のスポーツテンカ体験会を実施いたします。
 
 
◆また、聞いたことのない種目の名前も出ましたが、楽しそうですね。10/21(土)・22(日)、萩市で山口県最大のスポーツ・レクリエーションフェスティバルが行われるので、参加されてみると雰囲気がよくわかるということですね。10/21(土)の総合開会式に行ってもいいんですか?
 
◇大丈夫です。2日間とも協会関係者も多数おりますので、何でも質問してみてください。そして体験してみてください。また、今月9月から11月にかけて、種目団体ごとに種目別交流大会が県下各地で開催されます。こちらの方にも足を運んでいただけれると各種目のことがよくわかると思います。詳しくは、「山口県レクリエーション協会」のホームページをご覧ください。ご参加をお待ちしております。
 
 
◆「第58回山口県スポーツ・レクリエーションフェスティバル」が来月10/21(土)・22(日)、萩市で開かれます。また各種目団体による交流大会が今月から11月にかけて行われるということです。詳しくは「山口県レクリエーション協会」のホームページをご覧ください。楽しみながら運動することは大切なことです。この機会に自分に合った種目に出会えるといいですね。松田さん、今日はありがとうございました。
 
◇ありがとうございました

感謝
2023/09/09放送
出演者
防府市シルバー人材センター 安田裕美さん

◆今週も「シルバー人材センター」で生き生きと働かれているシルバーの方にご出演いただき、現在の様子を詳しくお伺いしてみようと思います。今日は「防府市シルバー人材センター」会員の安田裕美(ひろみ)さんにお越しいただきました。安田さん、おはようございます。
 
◇おはようございます。
 
 
◆まずは安田さんのプロフィールをご紹介しましょう。安田さんは住宅メーカーで働かれ、県内、県外と転勤が多く、社内のほとんどの仕事を経験されたとのこと。特にリフォーム営業の時は23億円くらいの実績を上げ、何度か表彰を受けられたこともおありとのこと。定年後は関連会社に勤められ、一時は個人でリフォーム事業もされておられたことです。趣味は海外旅行で、今年はご家族で行かれたとのこと。そして2016年6月、今から7年前、シルバー人材センターに入会されました。1952年生まれの現在71歳です。
いやぁ~安田さんは昔で言うモーレツ社員だったんでしょうね。安田さん、「シルバー人材センター」に入ろうと思われたきっかけは何ですか?
 
◇はい。定年後、前職と同じような営業をやっておりましたが何かまったく違った仕事をしたくなり、人生はお金儲けだけではないなと思いました。転勤、転勤で地元に友達も少なく今まで取得した資格もまったく活用できず、これからどうしたらと悩んでいた時、シルバーのことを小耳にはさみ、応募しました。手に職がないのでうまく働けるか心配でしたがシルバー人材センターの目的を聞き、できそうな気がしてお願いしました。他人に喜んで頂けるようなことをしたいと思っていたのとシルバーの仕事が一致しました。
 
 
◆転勤が多かったため、地元に戻って来られたけれども友達が少なく、定年後も同じ営業職をしていて疑問が出てくるなど、悩まれた時期がおありだったんですね。そんな時、「シルバー人材センター」のことを知られたのですね。「シルバー人材センター」の目的に共感されたとのことですが、詳しく教えてください。
 
◇入会の説明会で、「シルバー人材センターは、原則として60歳以上の健康で働く意欲のある高齢者が会員として入会し、就業を通じてその経験、能力を活かしながら地域に貢献することを目的にしている団体」と聞きました。自分が地域のために、誰かのために、何か役に立てるならと入会を決めました。
 
 
◆なるほど。「地域ため、人のために役立ちたい」ということですね。今、「シルバー人材センター」ではどのようなお仕事をされているのですか?
 
◇現在は設営班でイベントの会場設営やそれに伴う駐車場管理を不定期でこなしています 防府市のサルビアホールやサンライフ・デザインプラザ、御神幸祭,御誕辰祭等がメインです。
 
 
◆御誕辰祭とは、菅原道真公のお誕生日をお祝いするお祭りですね。
 
◇はい。あと、まちの駅「うめてらす」で、土日祭日に駐車場の案内を10時から15時まで、6人で交代でこなしています。天満宮参拝者や「うめてらす」利用の方に安全に駐車場が確保できるように案内を心がけています。やはり遠方から来られる方が多く、駐車スペースが少なく困っておられる時、何とか案内をして「ありがとうございます。助かりました。」と言われた時は暑さ寒さも忘れてこちらもうれしい気持ちになります。
夜のうめてらすもさせて頂いており365日3人の交代制で夜の利用者に施設の案内をしています。「うめてらす」の駅長をはじめスタッフの方の優しさに感謝しながら助けられながら天満宮と「うめてらす」を盛り上げてやっております。
 
 
◆やはり、歴史と観光の街「防府市」らしいお仕事ですね。お客様からお礼を言われると嬉しいでしょうね。お仕事をされての感想はいかがですか?
 
◇会員の方はいろいろな経歴の方がおられ、経験談を聞かせて頂くだけでもこれからの生き方・考え方に生かせています。シルバーの仕事がすべて請負なので、昔のように上を気にせず自分で考え、自分で判断し受けた仕事で、発注者の方が私どもの仕事を見て「ありがとう期待通りです。」と言われることが喜びとなっています。
シルバー会員で仕事をさせて頂いて良かったことは仕事を通じてたくさんの仲間ができ、仕事を喜んでくださる方がいること、そして楽しみながら健康でいられ小遣いが頂ける等良いことづくめです。
 
 
◆良いことづくめとは素晴らしいですね。他の会員さんの経験談が自分のこれからの生き方の参考になったり、仲間ができたり、楽しみながら仕事ができ、その上、お小遣いがもらえる。良いですね~。その他、感じていらっしゃることはありますか?
 
◇はい。私からの感謝は事務局の方の努力です。900人以上おられる会員のために大変な営業努力をされ、仕事を探して配分してくださる事にいつも感謝しています。この仕事に対して丁寧に確実に発注者の方の思い以上の仕事をしていくことが私のできる最大の感謝の行動と思っています。理事長、局長、事務所の方に、感謝、感謝です。
 
 
◆「防府市シルバー人材センター」の事務局の方々は900人以上の会員さんのことを考えて、仕事を持ってきて皆さんにうまく配分されているということですね。大変なことですね。しかし、その事務局の苦労を理解し、仕事の発注者が思っている以上の仕事をしようと思われている安田さんも立派だと感じます。安田さん、最後に一言、お願いします。
 
◇はい。これから何年働けるかわかりませんが会員一人ひとりと協力し合って健康で明るく元気に続けていきたいと思います。
 
 
◆安田さん、今日は心に響くお話、ありがとうございました。これからもお元気で「シルバー人材センター」の仕事を続けてください。
 
◇ありがとうございました。
 
 
◆さて、「シルバー人材センター」は山口県内17の市町に14のセンターがあり、60歳以上の健康で働く意欲のある方ならどなたでも会員になれます。ご興味のある方はお住まいの地域のセンターが開催する入会説明会に参加されるか、公益社団法人 山口県シルバー人材センター連合会 ℡083-921-6070にご連絡ください。

楽しい第二の人生
2023/09/02放送
出演者
下関市シルバー人材センター 光田智恵子さん

◆今週と来週は「シルバー人材センター」で生き生きと働かれているシルバーの方にご出演いただき、現在の様子を詳しくお伺いしてみようと思います。今日は「下関市シルバー人材センター」会員の光田智恵子さんにお越しいただきました。光田さん、おはようございます。
 
◇おはようございます。
 
 
◆まずは、光田さんのプロフィールをご紹介します。光田さんは昭和32年のお生まれで現在66歳。結婚を機に大阪よりご主人の故郷・山口県へ来られました。2人のお子さんを育てながら、派遣会社に登録され、通信会社のデータ入力、テレビ局のイベント補佐、官公庁の電話オペレーターなど色々なお仕事を経験されました。そして約3年前、ご主人が仕事をリタイヤされたのをきっかけに以前からご希望だった下関市に移られました。
趣味は旅行とフラダンス。最近では沖縄に行かれ、10月にも関東方面の旅行を計画中とのこと。フラダンスは8年ほど前から始められ、今は下関市彦島公民館に通われているとのことです。ということで、非常に活発な光田さんなんですが、「シルバー人材センター」の会員になられたきっかけを教えてください。
 
◇はい。夫の叔父が長年シルバー人材センターの会員で、84歳となった今でも現役で活躍中なんです。その叔父の勧めと、元気なうちは社会と携っていけたらいいなと令和3年1月に、夫と一緒にシルバー人材センターへ入会しました。
 
 
◆ご主人の叔父さんはすごいですね。84歳で現役シルバー会員ですか。その叔父さんの勧めがあって「シルバー人材センター」に入られたんですね。入会されて約2年半ですが、どのようなお仕事をされてきましたか?
 
◇はい。シルバーでの最初の仕事は、駐車場の精算機の操作案内業務で、2回目の仕事は夫と二人でご高齢の一人暮らしのお宅の庭の除草作業でした。どちらも夏の暑い日の仕事で汗だくになりました。ご高齢宅での除草作業では、「とても綺麗になって助かりました!」と大変喜んで頂きました。夫と共に「お役に立つ事が出来て本当に良かったネ!」と言い合ったのを覚えています。他にはイベントの受付やダイレクトメールのラベル貼り作業も行いました。
 
 
◆ご夫婦仲がとてもいいんですね。羨ましいです。趣味の旅行も一緒、仕事も一緒。素晴らしいと思います。今はどのようなお仕事をされていますか?
 
◇現在は、シルバー派遣として、海峡ゆめタワーでの館内案内サポートで就業しています。月に7日程度で、ゲートから入場されたお客様をエレベーターまでご案内します。そのお客様が降りてこられた時にとびっきりの笑顔に出会う瞬間があるんです。そんな時、いい仕事に出逢えた事に幸せを感じます。実は、この海峡ゆめタワーの29階には、「山口県農林水産物ぶちうまやまぐち」が提供しているデジタルサイネージと言う電子機器を設置してあって、タワーの出勤日には、そのスイッチの電源を私が入れます。偶然にも二つの仕事にご縁があったのにビックリしています。
 
 
◆現在は「海峡ゆめタワー」の館内案内サポートもされているんですね。「海峡ゆめタワー」は本当に素晴らしいところですよね。お客様の嬉しそうな笑顔を見るとこちらも嬉しくなりますよね。そして偶然にも2つの仕事にご縁があったとのことですが、説明していただけますか?
 
◇実はシルバー人材センターでのお仕事の他に、「山口県農林水産物ぶちうまやまぐち」で約18年間活動させていただいております。それは山口県産物に限ってのPR活動です。先ほども申し上げましたが、デジタルサイネージという電子機器は県産の色々な情報を発信する機器で、県内に125ヶ所設置してあるうちのひとつがたまたま海峡ゆめタワーだったということです。
 
 
◆なるほど。そういうことだったんですね。
 
◇また先日は、夫と二人で空き家の剪定と除草作業の仕事を行いました。夫は時々、叔父と他の会員さんと作業に出かけますが、その時は私との作業なので気兼ね無く作業が出来て満足の様子でした。
 
 
◆ご主人も奥様と一緒だと落ち着けるし、楽しいんですね。今までにも出てきましたが、改めて「シルバー人材センター」に入会して良かったと感じる時はどんな時ですか?
 
◇今までの仕事の経験を活かしてお客様に接して「良かったです。ありがとう」と感謝の言葉を頂くと、シルバー人材センターに入会して本当に良かったと思います。
 
 
◆以前、派遣会社で色々な仕事をされて来たことが、「シルバー人材センター」の仕事にプラスになっていることがあるようですね。
 
◇はい、お客様に対しての言葉遣いや笑顔での接客が活かされているように思います。
 
 
◆最後に「人生100年時代」、まだまだこれからですが、「シルバー人材センター」でのお仕事も含め、今後の人生をどうお考えですか?
 
◇夫婦会員である夫とシルバーの仕事を解り合えるのが何よりです。これからも夫と一緒にシルバー人材センターの仕事に携わりながら大好きな旅行、特にコロナ禍で昨年行けなかったアメリカ旅行を実現させたいと思います。
 
 
◆これからもご夫婦仲良く、シルバー人材センターのお仕事や趣味の旅行などを楽しまれてください。光田さん、今日はどうもありがとうございました。
 
◇ありがとうございました。
 
 
◆さて、「シルバー人材センター」は山口県内17の市町に14のセンターがあり、60歳以上の健康で働く意欲のある方ならどなたでも会員になれます。ご興味のある方はお住まいの地域のセンターが開催する入会説明会に参加されるか、公益社団法人 山口県シルバー人材センター連合会、電話083-921-6070にご連絡ください。来週も「シルバー人材センター」で生き生きと働かれておられる方にお話をお伺いします。