大人の音楽堂 ブログ
3期DEEP PURPLE
2023年09月19日
1974年アルバム「BURN」は紛れもなく超名盤でしょう。マニア向けに楽曲を作り演奏し収録しリリース、これはある程度の技術があるメンバーが揃えば可能です。しかし、パワーがあり尚且つ演奏技術に卓越しルックスがよく、日常でなんとなく音楽を聴いている人にも一聴して「凄い!」と思わせる曲(妥協しないで売れる曲)を作るには相当のセンスと技術が必要とされます。DEEP PURPLEはまさにそれを何度もやってのけるグループです。
リードシンガーは当時全くの無名のデビッド・カヴァーデール。元トラピーズのグレン・ヒューズがベースとヴォーカルを担当。バンド史上初のツインヴォーカル誕生。アルバムタイトルの「紫の炎」は100%完璧な仕上がりをみせました。オルガンとギターの各ソロパート。独特なドラミングにメロディアスなベースラインにパワフルな歌…不安を感じていたファンは、このレコードに針を落とした数秒後にその不安は吹っ飛ばされました。
1968年デビュー。始めはバニラファッジ的にアートロック、カバー曲もいくつかあります。ハードロックはやはり「イン・ロック」からその後「マシンヘッド」「ファイヤーボール」「紫の肖像」そして「ライブ・イン・ジャパン」次々に歴史的なアルバムをリリース。しかし信じられないくらいのハードなスケジュールがバンドにひずみを生んで…1973年黄金期と言われた第2期DPは終わりを告げます。そして今回取り上げた3期DP。明らかに新しい方向が感じられます。いいか悪いかは別として強力なバンドですが、ギタリストのリッチー・ブラックモアはストレスを感じます…そして脱退…レインボー結成。残念ですが、新たなハードロックバンドが誕生したことは単純にうれしいですね。第3期ディープ・パープルの活動期間はとても短いのですが2枚のスタジオアルバムはロックファンには永遠でしょう。しかしジョン・ロードのオルガン、イアン・ペイスのドラム、いつ聴いてもたまりません。
さて次回は聖人リッチー・ブラックモアの凄さを再確認しましょう。ライブ・ヴァージョンをオンエアです。
【今回オンエア】
Might Just Take Your Life
Lay Down Stay Down
You Fool No One
Lady Double Dealer 嵐の女
Solder of fortune 幸運な兵士
High Ball shooter
JOHN LENNON
2024年12月09日
NIGHT RANGER
2024年12月02日
Jimi Hendrix cover
2024年11月25日
3期 DEEP PURPLE (1975 LIVE)
2024年11月18日
Sebastian Hardie
2024年11月11日